めざましい素材の進化は、同時に加工技術の進化でもあります。さまざまな産業分野で次々に開発される新素材、その綿密な研究から当社の仕事は始まります。素材特性に合わせた加工精度、生産効率、生産規模、その他どんな小さな条件にも対応し、ユーザー個々の生産プランにマッチできるよう、独自の規格に基づいた豊富なアイテムを製造。当社がコンセプトとする「ユーザー仕様」、それは創業以来、設計から機械加工、組み立てまで自社一貫生産を徹底してきた独自のシステムから生まれます。

本社企画開発と自社工場を結び、設計から機械加工、組み立てまでの全工程を自社で一本化。機械部品のひとつひとつまで自社生産し、品質の均一化、コストダウンを図るとともに、少数精鋭主義を特色とする組織力をフルに生かし、ユーザー本位のプロダクトシステムを完成させました。さらに全製品が最大限の効果をより長く発揮するために、性能、耐久性、その他何段階もの厳格な品質基準を設け、完成品を細部にわたり入念にチェック。サクラ式裁断機は、すべてこうした厳しい品質基準をクリアしたハイポテンシャルマシンです。

素材が多様化、高度化するにつれ、裁断加工にもより高度で複雑な技術が要求されます。例えば自動車に使用される難燃性・不燃性素材の増加。静電気によって生じる自己発火性への対処など、新しい加工技術の研究開発にも意欲的に取り組んでいます。こうしたチャレンジを支えるのが、長年の間に培った熟練した技術をノウハウ、そしてコンピュータ制御による最新鋭の生産ラインなど積極的な設備投資。ハード、ソフト両面から、課せられたひとつひとつの条件をクリアし、高性能裁断機をお届けします。

熟練技術者の減少により、年々深刻化する作業環境。各産業分野で生産設備にたいする省力化、合理化のニーズは高まる一方です。技術者の経験や技術力に関わりなく、機械そのものをプロ化することで、当社はこうした課題に対応。ワンマン操作が可能なデジタル式自動裁断機など、自動化機種を充実させ、作業の省力化、合理化に貢献いたします。